鏡花の作品が掲載された雑誌等の一覧

鏡花は明治から昭和初期にかけての流行作家でした。
そのため、いろいろな雑誌に寄稿していました。

鏡花の文章は流麗かつ堅牢なので、現在の無機質な文字だけの書物で読んでもその美質が失われることはありません。
むしろ、たとえ文章に相応しい挿絵であったとしても、そんなものはないほうが良いという読者も多いかもしれません。

文学としての文章は、手書きの文字ではなく活字で印刷されてこそ、初めてその存在を主張することができる。
つまり、手書きなどという生身の人間臭さをとりさってこそ、抽象的な精神は生まれるということも理屈です。

ただ、そのようなある意味、西欧由来の芸術・文学という概念を明治の人間である鏡花が持っていたかははなはだ疑問です。

そんな堅苦しさは別にして、消耗品という性質もある雑誌は、記録しなければ消え去って運命をもっています。

断片的ですが、目に留まったものを記録していきます。

面白いのは、例えば婦人界という雑誌の目次を見ると、挿絵小説という分類があり、また映画小説という分類もあります。
映画小説の作者は岡本一平なので、おそらく挿絵の替わりに漫画が入っていたのではないでしょうか。こんなことは当時の現物をみなければ分かりません。

月令十二態 二月 大正9年2月 婦女界

婦女界 第21巻2号 婦女界社

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